ウェブアプリの2.0感と気持ちの問題の1.0感。

まあ、はてブのスタイル変更の話なんですけど。

web2.0の特色のひとつに、ソフトウェア・リリースサイクルの終焉、「永久のベータ版」なんて考えがあるそうですけれども、今回のはてブのスタイル変更はまさにそんな感じだったかなと。
とりあえず変更してみて、それに対する(一部の)ユーザーの意見を反映させて3日後に再変更。2.0的だなあって。

でもこれってユーザーにとっちゃ、いつ機能や仕様が変更されるかわからないという意味でもあって、あんまり気持ちよくないのは確か。特にウェブアプリの場合はスタンドアローンなアプリと違って、強制的に「バージョンアップ」させられるしかないわけで、「勝手に」変えられるという気がどうしてもしてしまう。

で、web2.0な世界がやってくるとして、こういう「バージョンアップ」が日常的になるのだろうか。だとしたら、我々の1.0な「気持ちの問題」は解決されるんだろか。それとも我々の気持ちも2.0にアップグレードしなきゃいけないのか。

んでも、サービス提供側も、「2.0だぜ、永久にベータ版だぜ、いつでも改良するぜ、文句言う奴はユーザーだ。文句言わない奴は訓練されたユーザーだ。ホント web2.0は地獄だぜ! フゥハハハーハァー 」じゃあこまるわけで。
なんたって、あれだ、web2.0には集団知って特色もあるんだから、うまいことユーザーの意識を吸収できてはじめて本当のweb2.0的なサービスなんだろな、と思う。