はてブのお気に入りやトップページで見た記事をブクマしようと思わない

タイトルの通りですけどそうなんです。
お気に入りの人たちはその人がどんなブックマークしてるかに興味があるから登録しているのであって、ブクマする記事を教えてもらうために登録してるわけじゃない。トップページだって面白い記事はたくさんあるけど、欲しい記事を持ってきてくれるわけじゃない。どれもこれもみんな面白い記事だけど、別に僕がブクマしなくてもみんなブクマしてるんだからいいじゃんと思ってしまう。
だから結局自分で見つけた記事を主にブックマークすることになるのです。
そういう区別はしてるつもりないんだけど、考えてみるとそういうことになるのかな。ブクマ頻度が落ちてることへの言い訳でもありますが。

日記かいてます。

g:comnnocom:id:comnnocom
もともとこのd:id:comnnocomは、ジオシティーズでやってたサイトのサブ日記として始めたものなのですが、そっちの本サイトはもう長らく更新しておらず、いまさらめんどくさいので放置してまして、そんな感じでずっとメイン日記が存在しない状態となっていたのですが、最近はひとりグループで書いてます。
こちらは時々はてな市民権が欲しい時とか、はてなのサービスについて思うところがある時とかに更新するつもりでいるのでよろしくお願いします。

世界の一面だけを見る方法

いうまでもなくこの世界は複雑で、重層的で、立体的で。
そんな私たちが一目で直感的に把握できるのはやっぱり平面的なものなのでしょう。というわけで、世界をある直行軸を含む平面で切断して、その切り口を眺めて分かった気になるというのはどうでしょう。
まあどういうことかといいますと

       インパクト
         │      
         │
         │
         │            
知       │        バ
 ─────┼─────
的        │        カ
         │        
         |
         │
         │            
        シブい          


こういうチャートがありますよね。これはボキャブラ天国の場合ですが、ボキャブラ天国のネタというのは端的に言ってしまえば駄洒落です。この図は駄洒落という世界の一面を見るための平面ですね。これによって各々の駄洒落の性質が分かりやすくなるというわけですな。これによってこの駄洒落は「バカパク:6,8」だ、とか「シブ知:3,5」だなんてこの平面にマッピングしていくわけです。これで各駄洒落の位置関係が分かりやすくなる。画期的ですなあ、素晴らしいですなあ。
しかしこの平面だけで駄洒落の全てを表せるなどと思い上がってもらっては困るわけで。
駄洒落を評価する尺度は「知的 <--> バカ」、「インパクト <--> シブさ」の二軸だけでないのは当然で、例えば「新しい <--> 古い」「普遍的 <--> 時事ネタ」なんてのも考えられるかもしれません。そういう尺度をこの平面上では読み取れないのでございますな。そんなまどろっこしいこと考えてられっか! ってなことで、この二軸だけを見ることにいたしました結果が、ボキャブラ天国の評価システムなのでございます。ところがところが、そういうのを全部飲み込んでこの図を見たとしても、気になるところがあるのですよ。
ちょいと話は変わりますが、世の中には頭の良い人ってのはたくさんいるもので、そういう人にはその能力を思う存分使っていただきたいのでございます。
ところがそういう人たちの中には、その高い能力を使って、言わば本当に「どうしようもないこと」をやってしまう御仁がいらっしゃる。そういうのを知的なバカというわけですが、それをこの図にマッピングしようとするとどうにもすわりが悪い。どこにおいたら良いのかわかりゃしない。言ってみれば、知性とバカさは完全にトレードオフではないのでございます。
ええまあ、こんな風にね、色々あげつらって参りましたが、ボキャブラ方式の分かりやすさってのはやっぱり大きな魅力でして。それで見えてるのはほんの一面なんだよ、横に回れば別の世界が見えるよ、ってなことをきちーんと頭に入れておけば有用な道具であることは間違いないのでございます。
なんせ娑婆は三次元どころか四次元五次元それ以上なんでございますから分かりやすいに越したことはない。
ところで、こんなものが落ちてたんですが、そこ行くお方はどちらに住んでおられるんで。

       モヒカン
         │      
         │
         │
         │            
文       │        理
 ─────┼─────
系        │        系
         │        
         |
         │
         │            
        はてな村          

揉め事回避法としての「ブロガー萌え」の限界点をid:ululunさんに見た

タイトルはブクマベイティングです。
はじめに、私はid:ululunさんのブログが好きというか、見逃せないというか、そんな風に思っていて、少なくともRSSリーダーから外すということは考えられません。
今回の件を見て思ったことを書きます。

「ブロガー萌え」は受け手にとっての最強の防衛機制

あるブロガーが、自分の考えと相容れないコトを表明した時、大体の人は反感や疑問を抱くでしょう。それが初めて読むブログであり、それ以降もう読まないならそこでおしまいです。ところが、そのブロガーが継続して自分の考えと相容れないことを表明し続けていて、しかもそれが目に入るとなるとこれはうっとおしい。そこで受け手が採る戦略がブロガー萌えです。

  • 「こいつ、訳分からんことばっかり言いやがって。ふざけるな」が怒り
  • 「この人またこんなコト言ってるよ。相変わらずだなあ。」が萌え

精神衛生上の利点はとても大きい。ブロガー萌えは、広大なブロゴスフィアを歩くために受け手が編み出した発明といえるでしょう。

「相手は生身のbloggerなんだぞ!」

さて、ブロガー萌えは受け手にとってはこの上なく便利な思考回路なのですが、それを、当のブロガーに伝えることはどうでしょうか。
考えてみるといわゆる萌え要素っていうのは、実は萌えキャラにとってはコンプレックスだったりするんですよね。貧乳、ドジ、ツンデレ(素直になれない)、などなど。二次元キャラ相手にいくら萌えても相手にそれは伝わらないので「〜がすきだぁー!」とか言ってもあまり問題になりません。
ではここでドジっ子のナントカちゃんに自分の萌えを伝えてみましょう。
「なんとかちゃんは、ほんとにドジでかわいいね」
「うるさい! 馬鹿にしてるのっ?!」
「そんなことないよ、ドジなナントカちゃんが大好きなんだ。ずっとそのままでいてね」
「ふざけるな!」
「そうやって怒るところもまた萌えるんだよなあ」
うーわ、悪夢ですね。私がナントカちゃんだったら刺すかもしれません。ナントカちゃんは二次元キャラなので反撃してきませんが、相手がブロガーだと殴り返してくるんですよ。知ってました?

id:ululunさんはいつも本気

ululunさんは確かに目の付け所が独特というか、変わってる面はあると思います。でもだからこそululunさんのブログを購読し続ける意味があると思ってます。ululunさんが何を書いても「またululunか」という雰囲気ができてるのがululunさんにとっての悲劇なんじゃないかなあ。
ululunさんはいつも本気なのに本気でそれに応える人がいなくなってしまった。何を書いても「相変わらずだなあ」で済まされてしまう。でもはてブされるから人は来る。悪夢ですよこれは。
考えてみればululunさんは大抵の場合本気で、はてなちゃんぱんつ騒動の発端となった「不快」のひと言も本気ゆえのことだと思う。それを萌えで受け止めるのはやっぱり失礼なのかもしれない。少なくともululunさんはそう思ってるように見える。ululunさんがよく「斜め上目線」という言葉を使うけど、ここからもそう思える。*1

最後に

「萌えは心に秘めるもの、相手をするなら正面で」とは誰の言葉か知りませんが。少なくとも相手のブロガーを、すくなくともululunさんを不快にさせないためにはこの言葉を頭の片隅においておかなきゃな、と思います。
これからもululunさんのブログ読者である私は特に。

*1:ここら辺で、以前バトンの話題で松永英明さんとululunさんのやり取りを思い出して、「やっぱ絡みづらい面はあるな」と思ったのだけどそれはまた別の話

インターネットつまんね周期

最近ネットがつまらない。誰のブログを読んでもあんまり感心しないし、笑わないし、怒らないし、泣かない。
なんか定期的にこういう状態に陥るのだけど、とても勿体無いことだと思う。
こういうのっていつの間にか治るもんだと思うけど、そのきっかけとなるような名エントリーを読みたいなあ。
そして、こういう状態だと自分の書く文章もそんなに面白くないので困る。

“スルー力”の個人的定義とそれに対する立ち位置

どうも「スルー力」という言葉の使われ方が気に食わないというか、違和感があるというか、なんかアレなので自分の中のスルー力の定義を書き出してみよう。


スルー力とは

  1. 主にウェブ上で
  2. 自分に直接影響のないコトやモノに対して
  3. 匿名でない状態で

意見や立場を表明することを“あえてしない”能力

一つずつ簡単に説明を。

主にウェブ上で

皆さんご存知のとおりウェブ上で「発言する」ことと「発言しない」ことの間には大きな隔たりがあります。
我々bloggerは書いたことのみで判断されがちなので、何か思うところがあったら書かなければならないような気がしてしまう。しかも書いたことは基本的に広大なウェブ全体に公開される。1か0かですね。
この状況であえて言わない、あえて書かないという選択肢を選び取るのは意外と難しい。

自分に直接影響の出ないコトやモノに対して

「どうでもいいけど」とかいって書いてみたりね。
例えば何か論争があったりして、それが自分へ向けられたものであれば返事をするのは至極当然なんですけれど、そうじゃない場合でも上記の通りbloggerの習性によって首を突っ込みたくなるわけで、それを阻止するのがスルー力

匿名でない状態で

ここでいう“匿名”はいわゆる黒木ルールによる匿名に近いかな。つまりはbloggerとか継続的にはてブを利用してるはてなユーザーも匿名とはみなしません。匿名ダイアリーとか2ちゃんねるを見て「スルー力が足りない!」なんて思いませんので。

あれ、でもこの定義だとほとんどのbloggerブックマーカーが「スルー力が足りない」って言われちゃうよ?

そうですね。
スルー力に富んでたらbloggerなんてやってるわけないじゃん。何言ってんの?


じゃあ「スルー力が足りない」って言われないためにはどうすればいいか。それに答えるためには「こいつスルー力ねぇなあ」と思うときを考えてみましょう。
あるブログエントリを読んだとしましょう。そのエントリは突っ込みどころの多いものでしたが、bloggerであるあなたは色々考えて何も書かないことにした。ところが後日あなたが思ったのと似たようなことをまさに記事にしているbloggerが居た。その時あなたは思います。
「(俺はスルーできたのに)こいつはスルー出来てない。こいつにはスルー力が足りない!」


とまあ、そういう優越感ゲームっつうんですか? そういう感情を沸きたてるものなんですよね、この言葉。少なくとも私にとっては。
ではそんな言葉を投げられないためには……
読者の想像を外してやればいい。
正攻法で上へ越えるのもいいし、斜め上、もしくは横に吹っ飛ばす。あとは逆とか裏とか何でもいいです。読者を裏切れ!

そうすれば、「スルー力が足りない」と思われる前に、別の感情を呼び起こすことが出来ます。そうなりゃ勝ちです。
ある意味で言えば、そういうエントリーが書けるまで考える、時機を見ることが「スルー力に富む」ってことなのかも知れませんね。
例えば普段政治やら経済やらのことを詳しく書いてるbloggerはてなちゃんのぱんつについてのエントリーを突然アップして、しかもそれが説得力に溢れる素晴らしいものだったら、「スルー力」とか言い出さないでしょ。やっぱはてなちゃんのこと書かせてもあの人は凄いなあってなるでしょ。記事の内容とか題材なんてどうだっていいんですよ。出来のいい記事ならどんなに通俗的だろうが、流行に乗ってようが評価される。

スルー力に富む人はどこにいる

スルーしている人はスルーしていることも分からないので、「この人のスルー力は強い」なんて言い方は滅多にされないわけですよ。
スルー力”はネガティブにしか使われないというわけで、確かに政治的に正しくないのかもしれません。
あと、「この人スルー力無さ過ぎwww」とか言われるぐらいの芸風になれば、それは見てみたい。

想像してごらん、全てのbloggerスルー力を身につけた世界を

真っ平御免です。

『はてなちゃん』とululunさんにまつわる幾らかの思い

パンツは関係無いです。

なぜ僕がはてなちゃんのショートストーリーを書いたか

なぜでしょう。
きっかけはululunさんのこのエントリ。
http://d.hatena.ne.jp/ululun/20061030/neta061030
僕はこの記事を読んだ時、無性に腹が立った。この時、ブクマコメントに「あとで」と書いたが、これは実は「あとでDISる」というような意味だったのだ。ネタのふりして自分の言いたいことをはてなちゃんしなもんに言わせているような気がして、なんかほんとにもにょもにょと微妙な感情が、胸の辺りにわだかまっていくのを感じた。「てめえの言いたいことを言うだけいっておいて[ネタ]かよ、斜め上目線メソッド*1とかてめえしか言ってねえよ」と。
今読み返すとさほど気にならないような気もするのが不思議だ。
でも似たようなことはその前にも何回もあって、直接そのことを言いはしなかったけど、記事にした事はある。
「100字のネタにも50字の本音」 - 2CMN+3O - 断片部
とかね。これは確か
http://d.hatena.ne.jp/ululun/20060805/neta060805
を見て思いついた。*2
お前それ本音だろと。大げさに言って[ネタ]ということにしただけだろと。[ネタ]というカテゴリがついてなければもっと素直に読めるのに。なんか卑怯というかずるいと思った。例の縦読みエントリとか最悪です。ネタだと認識してもらえないのは、ネタの出来が悪いからです。


というわけで、煩悩是道場の[ネタ]カテゴリの記事はどれも素直に読むことが出来ない自分が居ます。有体に言うと嫌いで不快。
普通に面白いネタもあるのだが、そういうイメージがあるからどうしても嫌い。多分僕とululunさんの「ネタ」の意味合いが違うんだろうけど、嫌いなものはしょうがない。


そういう思いを心に抱えながらululunさんのはてなちゃん記事をDISろうと思って、キーボードに向かったんだけど何を間違ったのか
『魔法少女はてなちゃん』第24話らへんダイジェスト - 抽斗ドロウアウト
になった。不思議ですね。この時の気持ちはよく思い出せないのだけど、「俺が "ホント" の "ネタ" っつーやつを見してやんよ」とかかっこいいことを考えたのかもしれない。
結果としてこの記事はうちのブログ始まって以来のブクマ数を叩き出すことになった。ネタとしてのパワーは認めてもらえたと思っている。

"魔法少女"はてなちゃんはどこへ行った

その後なんとkm37さんが僕の書いたはてなちゃんの1シーンを絵にしてくれた。自分の妄想が絵になるというのは頭がぐらぐらするような経験ですね。ちょう嬉しかったです。
ある方のはてブコメントで「セーラームーンプリキュアに毒されすぎ」と言われてしまい、80年代ぴえろ魔法少女ものなんて知らないのが露呈してしまったりもしたけれど、私は元気です。
で、昨今のはてなちゃんですけど、時々比較される『ブログシューター翔』とは少し違って、設定が細かく決まっていく方向ではなさそうですね。まあ株式会社はてなのいじられ具合は少々常軌を逸しがちなので当然の成り行きなのかも。これからも末永く愛されいじられるキャラになればいいんじゃないですか。
とりあえず言いたいのは、id:hsnさん版はてなちゃんはもっと注目されていい。色づかいが好き過ぎる。
いつの日かkm37さん版はてなちゃんと競演していただきたいものです。


パンツも好きです。

*1:「斜め上から目線」か「斜め下目線」の方が正確だと思う。

*2:ブクマコメントで看破されてて、笑った。滲み出るもんですね。blogこわい。