ネットって「誰が言ってるか」より「何を言ってるか」が重視される傾向があると思っていたのだけれど

まあ、はてな匿名ダイアリーとかについてなんですけど。はてな内ではあんまりいい評価を聞かない。気がする。
どうなんですかね、ネット上の影響力のある人たちは、自分の文章が誰が書いたか分からない状態でどんな評価を受けるのかとか気になったりはしないんですかね。

それにあんなのに文章投稿したら、はてなに金玉握られることになるじゃない。

匿名なのは表面上だけで「いつばらされるかもしれない“恐怖”」を抱きながら、それでも匿名ダイアリーに記事を書き続ける心理ってどんなだろうか。

実際書いたことのある人から訊いてみたいと思った。

あのサービスが、そういう可能性のあるものだって事はわかってますが、今までに何回か書き込んだことはあります。
自分の書き込みを一覧できる機能があるわけですから、全ての書き込みと書き込んだIDが裏っかわで紐付けられてるのは自明なわけで。
しかもあのサービスが「はてラボ」においてあることを考えれば、下手なことは書けないのは当然ですよね。
でもだからこそ、いわゆる2ch化に対する抵抗になるんじゃないのかなと思います。


その上で、普段のはてなIDを隠して何かを発信できると考えれば、面白いことできそうだと思いませんか。
んで、ID隠しつつも、自分の書いた記事は一元的に管理できるという。なんともはてならしいサービスだと思いますけどね。
匿名だからってアレルギー的に嫌うのであれば、もしそうであれば、勿体無いなと思います。
言わば、はてなという社交界における仮面舞踏会。舞踏会で無粋なことをする輩は追い出されますので注意が必要ですが。


と書いてたら、ちょっと面白げなことを思いついたので、もう少し考えてできそうだったらやります。

同人誌出すよ。

つーわけで、私、 comnnocom が所属しているはてなグループであるファック文芸部(g:neo)の部誌が出ます。
舞台は 2006-11-12秋葉原にて開催される「第5回文学フリマ」。出展ブースはA-45(配置図)



「あら、こんな所にファッキンラヴリィな表紙の本がありますけど」
「社長、これが今回の商品ですか」
「はいー、あのファック文芸部初の紙媒体作品、その名も『g:neo』でございます」
「へえー、ちゃんとオフセット印刷なんですね、表紙も素晴らしいですね」
「はいー、表紙イラストはですね、なんと麻草郁さん(id:screammachine)謹製です!、判型はB5判、116ページとボリュームたっぷりとなっております!」
「あ、手にとってみると確かにズシっと、手応えがありますね」
「はいー、外見だけじゃなくて中身も盛りだくさんなんですよー!。ファック文芸部部長でありデス日本のid:nandさん、イン殺ことid:xx-internetさんはじめ、ファック文芸部のメンバー10人*1がそれぞれに作品を収録しておりまして、まとまった形で読めるのはこの『g:neo』だけ! ということになっております!」
「でも、これだけ盛りだくさんとなると……お値段の方が……」
「はいー、初の部誌で、しかも今回は参加部員座談会や部外のはてなユーザーからのちょっとした寄稿というオマケ要素も付けさせて頂きまして……300円で」
ワー!(おばちゃんの声と拍手)
「社長、ほんとに大丈夫なんですか」
「はいー、赤字覚悟でやらせて頂きます。正直売れば売るほど赤字で増刷の予定はありませんので、この機会に、是非アキバの方にお越しください!」


そんなこんなで、是非お手にとっていただけると嬉しいです。
余ったら、みんなで地元まで持ちかえらにゃならんので。
当日は僕も現地にいる予定です。

書いてしまった。

一気に書いて疲れた。
魔法少女はてな』については以下のエントリあたりを参照


http://d.hatena.ne.jp/kanose/20061028/hatenachan
http://d.hatena.ne.jp/ululun/20061030/neta061030
http://d.hatena.ne.jp/ululun/20061031/neta061031
http://d.hatena.ne.jp/km37/20061030#1162215952


一年間のテレビシリーズなので、この後新たな敵組織が現れます。
そこになおやおじさんとはてなの関係や、じぇいこん夫妻がアメリカに行った真の理由、しなもんの秘密が絡んで物語が展開される予定です。
オレニカ君ははてなちゃんを影から助ける二枚目キャラになるのが無難でしょうか。

『魔法少女はてなちゃん』第24話らへんダイジェスト

ファイナルバトル!? ブロゴスフィアよ永遠に!

──遂に本格的な攻撃を始めた悪のアルファブロガー、オレニカ・ラーメヨ公爵。東京タワーは彼の根城「ツリエントリツリー」として大きな樹木のような姿に変貌していた。ツリエントリツリーはブックマーカーの衆愚パワーを吸収し、[これはひどい]タグが付けられる度に成長し、さらにその影響力を増していく。この現状に立ち向かうのは我らがはてなちゃん。がんばれはてなちゃん、負けるなはてなちゃんブロゴスフィアの未来は君にかかっている。


──部屋の窓からツリエントリツリーを見つめる菜々美としなもん


「どうしようしなもん。みんな一日中はてブから離れられないでいるよ」
「みんなツリエントリツリーの衆愚パワーに操られているわん。あのツリーを消すには、オレニカ公爵を倒すしかないワン。ああ、また[これはひどい]パワーが飛んでいくワン」
「よし、しなもん! 行こう! 変身するよ!」
「ワーン!」


キラキラキラ〜!!


「あなたのハートに無断リンク☆ 魔法少女はてな、参上!」


はてなちゃんはてなバーでツリーのブクマuser数を調べるわん」
「うん! はてブちぇ〜っく!
え…すごいよ、どんどん増えてくっ! 5000users、7000、9000、10000、うわっ!」


──キャパシティを超え爆発するはてなバー


「どうしよう、あんなの……倒せるわけないよ!」
はてなちゃん……」


──ドンドンドン。はてなの部屋のドアを叩く音。


「菜々美ちゃん? いるのかい? 菜々美ちゃん?」
「え? なおやおじさん! どうしよう、あたしがはてなだってバレちゃうよ」
「菜々美ちゃん、いや……はてなちゃん。入るよ」
「え? なおやおじさん……あたしがはてなだって……知ってた、の?」
「ごめんよはてなちゃん、今まで黙ってて。おじさんは、今までのはてなちゃんの頑張りを全部知ってるよ。ここまで、本当に、頑張ったね」
「おじさん……でも、今度ばっかりはどうしようもないのっ! あんな、あんな大きな敵が相手だなんて。はてなバーだってもうないんだよ」
はてなちゃん、これを使いなさい」
「これは……はてなバーなの?」
「バージョンアップしたのさ」
「どうしておじさんが?」
「その話はあとだ、だから、行きなさい。そして、必ず、必ず帰って来るんだぞ。」
「……はいっ! ありがとうございます!」
「こちらこそ、どうぞご利用ください。なんてね。さあ、しなもんはてなちゃんを頼んだぞ!」
「わんわん!」


──ツリエントリツリーに向かって飛び立つはてなしなもん


はてなちゃん、ツリーのブクマ数いくつだわん?」
「えーっとね、凄い……15000、20000、30000まだ増えてく。こんなのどうやって倒せばいいの?」
はてなちゃん、いくら敵が強そうに見えても、そのblogの中にいるbloggerはひとりだわん。それを忘れちゃいけないわん」
「そっか……そうだよね」
「それに、あのツリーだって一つのエントリーでできてるわけじゃないわん。個別のブクマ数を調べて、弱点を探すわん」
「よーし、それじゃあ。『クロスブラウズ・どれすあ〜っぷ!』」


──説明しよう!! 魔法少女はてなは「クロスブラウズ・ドレスアップ」によって各種のブラウザパーツを装着できるのだ。軽くて身軽な動きが可能となる「バージョン・オペラ」、様々な拡張機能(エクステンション)を持つ「バージョン・ファイアフォックス」、一般受けはいい「バージョン・IE」などがあるぞ!


バージョン・ふぁいあふぉ〜っくす!
「わんわん。グリモンを呼び出すわん。」
「うん。エクステンション! グリースモンキー! 出ておいで〜」
「うっきー!」
「グリモン、あのツリーのブクマ数とかタグが知りたいの。お願い、力を貸して!」
「ウキー」


──グリモンはその姿をヘッドセット型に変え、はてなは頭部に装着した。左目の前には小さなディスプレイが。これがグリースモンキー・hbアディクト形態である。


「すごいよグリモン。タグもコメントもぜ〜んぶ見える。ほとんど[これはひどい]ばっかりだよ。」
「うっききー」
はてなちゃん、どこか入れそうなところ見つかったわん?」
「ちょっとまってね、あ、あそこは7usersしかいないよ。アルファクリッパーもいないし。」
「よし、突入だわん!」


──ツリエントリツリーの中に入るとアルファブロガー、オレニカ・ラーメヨに追随するベータブロガー戦闘員の激しい攻撃が。それでもはてなしなもんは満身創痍になりながらも最上階にたどり着いた。そこには仮面を着けたオレニカ・ラーメヨ公爵が。


「ようこそ我がツリエントリツリーへ。ようやく逢えましたねぇ……魔法少女はてな!」
「あなたが、あなたがこんな酷いことをしたの?」
「ふふふ、ならばどうしますか。[これはひどい]タグでも付けますか。お前のタグ付けなら、さぞや強力な力が得られるでしょうねえ」
「何のためにこんなことを!」
「ふふふふふ……何のために? 何のためにと言いましたか? 私はbloggerなんだぞ? そんなの決まっているだろうがッ! 注目される為さッ!! 目立つためさッ!!!」
「そんなの間違ってるわん!」
「ぅうるさいわあっ!! 犬っころがぁ!」

──オレニカ公爵の手から放たれるネガティブ・エントリー・ウェーブに吹き飛ばされるしなもん

しなもん!」
「ふふはははーはっはっは! 悔しいか、憎いか、魔法少女はてなぁ! ならば、私のエントリーにネガティブコメントを残せ! さあ、さあ、さあさあさあ! 俺に絡めよ魔法少女はてな!」
「ううん、そんなことしないよ……」
「なぜだ!? なぜお前は、そんな静かな顔で、立っていられるんだ!」
「だって、だってあなた、泣いてるじゃない!」
「……ッ!?」


──公爵の仮面から滴り落ちる液体、それは紛れも無く……


「涙? これが?」
「そうだよ。寂しかったんだよね、泣いてたんだよね。ごめんね、こんなになるまで気付いてあげられなくて」
「うるさい! 違う! 私はそんな優しさなど!」
「みんなと繋がりたかったんだよね」
「違う違う違う違う……!」
「こんなツリーなんて作らなくたって、ネガティブエントリーなんて書かなくたって、繋がれるよ」
「近寄るなあっ! その暖かい光を私に向けるなあ!」


──はてなの背中には輝く光の輪が現れていた。


「あれは……伝説の……はて……な……リング……だ……わん」
「繋がれるよ、あたしと一緒なら、はてなと一緒なら!」
「うわあああぁぁぁ……」
「あたしと、キーワードで繋がろ!」


──公爵を抱きしめるはてな。ツリエントリツリーはまばゆい光に包まれ、公爵の顔を覆っていた悪のアルファブロガー仮面が消えた。東京タワーは元通りになり光が収まった時そこにいたのは、はてなと、しなもんと、ひとりのbloggerだった。


「完敗だな」
「あなたのエントリー、面白かったよ」
「ふふ……もっと早くお前と出会えていたらな」
「まだ遅くないわん」
「そうだよ。blog……やめないで」
「さっきも言ったろう。俺はbloggerだって。それ以外の生き方はできないのさ」
「ふふふ、よかった」
「なあ、はてな
「え?なあに?」
「お前、いや、君のblog、RSSリーダーに登録していいかい?」
「もちろん、当たり前でしょ。あたしの決めゼリフ、知らないの?」
「え?」
「えへへ、それじゃあ……行くよしなもん!」
「わん!」
「あなたの心に、無断リンク!☆」
「だわん!」

はてブコメントでの自動リンク記法

http://hatena.g.hatena.ne.jp/hatenabookmark/20060929/1159511741


これをみて思ったこと。
エントリーページの「関連URL」を使う必要が無くなったなあ。


なんか、あれって使いづらいんですよね。関連URL。
なんとなく気が引けませんか? 勝手にあのエントリとこのエントリは関連してますって宣言するの。
僕は以前、タグは暴力的だって書きましたけど、関連URLは他のエントリにまで影響を及ぼすから、より強力だと思う。
個人のコメントならそんなこと気にせず、他のエントリを紹介できる。
いいことかどうかは別として、そんなことを思いました。

他人の blog を読むように、自分の blog を読めたらいいのに

タイトルのようなことを、ここ最近考えます。
はてなで "comnnocom" というIDで識別される私は、いったいどんな人間だと思われてるんだろうって思うんですよね。

私は私以外の人の blog を読んでいて、その blogger のイメージを知らず知らずのうちに抱くようになるわけですが、私の blog を読む人も当然同じように私のイメージを持ってるんでしょうねえ。
んで、自分のblogを読み返してみて、こいつはどんなヤツなんだろうねと考えるわけですが、どうも上手くいかない。そりゃそうだ、だっておれが書いてるんだもの。

つまり、そこに居るのはおれじゃなくて id:comnnocom なんですよね。いや、間違いなく僕の分身であり、一部であるんですけど、私じゃあない。
というわけで、「他人の blog を読むように、自分の blog を読めたらいいのに」とおもうわけです。

つーわけで、僕と comnnocom さんをもうちょっと近づけてみようと思います。
具体的には更新頻度を上げようと思います。


d:id:comnnocom の第2ステージという感じでタイトルも変更。
よろしくお願いいたします。

被お気に入りが減った日記

最近はてブの被お気に入りが減った。しかも二人も。
そのこと自体は気にしてないつもりなんだけど、ここに書く気になってるってことは気にしてるのかもしれない。


何で減ったのか、原因は大体分かってる。
多分これだ → はてなブックマーク - 萌理賞100字感想に関するcomnnocomのブックマーク
そりゃあこんなのがお気に入りにドジャーっと流れてきたらびっくりするだろうなあ。ごめんなさい。


そもそも、僕のはてブの傾向は使い始めた時と結構変わってきてる。
唐突に自分語りを始めますけど、僕がはてなを本格的に使い出したきっかけはやっぱりはてブだった。
いわゆる[後で読む]問題のころ。はてブというシステム、サービス自体に興味を持ち、はてブに関するエントリを登録しまくっていた。
その後、[しねばいいのに]とかの暴力的コメントとか、あの日本橋さんの無断リンク事件とかいろいろあって、はてブ自体に関するエントリがそりゃもうたくさんアップされた。
僕はそのころアルファクリッパーにあこがれてたりしたので、なるたけ早くそれらの記事をブクマしようとしていた。
そのために「はてブ」、「はてなブックマーク」を含む日記とか、それらのブログ検索結果のRSSを購読し、流れてくる記事を片っ端から開いていた。
今にして思えば凄い情熱だ。でも実際興味あることだったし、コメントしたい考えもきちんと持っていたつもり。
僕をお気に入りに入れてくれてる方の半分ぐらいは、その頃に入れてくれたんだと思う。


で、今はどうか。
はてブ自体に関するエントリってあんまりないというか、落ち着いちゃってる。主にブクマしてた分野自体が縮小しちゃったのだ。
多分これは相対的にも、絶対的にもそうだと思う。感覚的にですけど。
自然、ブクマするエントリ自体も少なくなるし、他に強い分野があるわけじゃないから、情報収集エージェントとしても有能じゃない。コメントも前ほど熱心に付けなくなっちゃったし。昔は50文字に収めるために数分とか考えてたりしたんだけどね。100文字になってからはそんなこともなくなった。
かと思えば、思いつきで意味不明なエントリを大量に登録したり。
そりゃー迷惑だよなあ。


多分被お気に入りを減らさないためには、ブクマ内容のブレがない方がいいんだと思う。実際大旦那とかそうだもんね。真似できない。
別にお気に入りにいれてもらうために使ってる訳じゃないんだから、いいんだけど、減ったのをきっかけにこんなことを思ったので書いてみました。