はてブ自問自答

ああもう、最近はてブコメントに関する記事が多すぎて自分の考えがまとまんねえ。

個人的に自分は変化系のbloggerだと思ってる。ので、各記事に個別に言及しようとするとすぐに論理が別の方向に向かっていき、最終的に直接関係無い記事になってしまう。そうやって書かれたのがこのエントリとかこのエントリ

ところが今回は色んなところから記事が出てくるから、消化しきれない。のでその経過を記事にしてみることにした。


Q1:はてなブックマークとは何か。
A:ソーシャルブックマークサービスである。同時に「はてな」という大きなサービス群のうちのひとつである。


Q2:はてなブックマークが他のソーシャルブックマークと違うところはどこか。
A:上で述べたとおり「はてな」のサービスのうちの一つというところである。またコメント欄があることも挙げられる。


Q3:はてなのサービスのうちの一つであることによってどんな特徴が生まれるか。
A:注目されるエントリーには、はてなユーザーの嗜好が色濃く反映される。「はてな関連」「ライフハック」など、最近は「モテ非モテ」「無断リンク禁止」そして「はてブコメント欄」である。
それぞれのユーザーは、はてなの他のサービスも利用していることが多く、特に、はてなダイアリーで有名なユーザーのブックマークは常に注目されている。つまり、「一票」の重みは同一ではない。
また、はてなダイアリーで有名であるほど、そのユーザーの特徴、嗜好が他のユーザーに了解されている。そして思考、嗜好が似たようなユーザー達は一まとまりで見られる(非モテ属性等)ことがあり、実際にはてなグループを作っているユーザー達(モヒカン族等)もいる。そしてそういうユーザーは、えてして目立つ。こういうはてな内の雰囲気というか風土というか文化というかそういうものが、同じはてな内のはてブにも持ち込まれやすい。そしてこれらの共通認識があることを前提にした利用がなされることがある。


Q4:そのことに問題はあるか。
A:はてなブックマークは、はてなはてな以外が出会う場所と言える。しかも接触するのはいつもはてなからだ。はてなはてなの雰囲気に関する知識を持たない者がいきなりはてなに触れられると驚くに違いない。はてなは裏世界ではなく異世界だ。


Q5:コメント欄の長所にはどんな点があるか。
A:何といっても気軽にコメントできる点である。ブクマ先のブログにコメントするよりも敷居は何メートルも低い。これによって一つの記事に対する多くの人の感想を見ることが出来る。10人20人の別々の人の感想が得られるブログなど滅多にない。それも一つの記事にである。はてブはどんなブログにも、いやブログだけではなく全てのURLにその可能性を与えることができる。このことだけでコメント欄にはかなりの価値があると思う。


Q6:その気軽さや50文字制限が問題だという声がある。
A:50文字制限についていえば、充分な長さだと思う。ブログの一つの記事ではある問題に対しての全ての観点を網羅することなど出来ない。記事での主張の抜け落ちている点、別の観点、あるいは単純な間違いを示唆するためと考えれば、50文字は充分であると思う。
気軽さによって暴力的なコメントになりやすいという点については、暴力的なコメントをするもののリテラシが低いというしかない。誹謗中傷は文字数が少ないことを理由に正当化されるものではない。
またソーシャルブックマークはソーシャルなものであるから、ブクマするという行為は自分以外の人にそのサイトを推薦すると言う意味でもあり、コメントは自分以外の人への推薦文でもあることを忘れてはならない。いくら「自分のため」という言葉を使おうが、はてブをパブリック設定で使っている以上、それを否定してはいけない。
はてブコメントがそういう性質を持つ以上、そこに暴力的なコメントを残すというのは、人ごみの真ん中で「お前バッカじゃねーの?一度死んだほうがいいよ。」などと大声で叫ぶのと似たような行為であり、そんな人物は結構な人数から反感を持たれるだろう。実際はてブでもそうなっている。


Q7:はてブを使うに当たっての心構えは?
A:この問いに関しては個人的な考えにならざるを得ないことを断っておく。
まずブクマするエントリーに関しては、本当に自分が後でまた見たいと思うかどうかが第一である。ブクマする意義は、ネットに接続できる状態ならいつでも参照できるというのが大きい。一度見て充分なエントリーをブクマする意味はない。そして、一度見て充分かどうかを決めるためには、とりあえず一度読み通す必要がある。Q6でも述べたとおり、はてブでブクマするということは、他の人への推薦でもあるから、この意味ではブラウザのブックマークに入れるほうがかなり気楽である。
コメントについては、自分がそのエントリーを読んだ感想を簡潔に書く。ブクマすると決めてから、コメントするためにもう一度読み返してみたりもする。ある程度抽象的になるのは仕方がない。そして他の人も見るのであるから、「この人は人前でこういうことを言うんだな」と思われてもよいコメントをする。「この人は暴力的な人だ」と思われても構わないのであれば、そういうコメントを残せばよい。
また、他の人のコメントには極力左右されないことを心がける。
これらの個人的な心構えは、全て「自分のため」に決めたことだ。はてブが良いサービスであれば自分のためになるし、コメントによって少しでも評価が上がれば自分のためになる。
と書いてきたが、自分がこれを達成できているかというと怪しい。


まずは、はてブに関する自分の態度を文章化しておきたかったので書いてみた。
なんかこんなに熱心になって馬鹿みたいですね。